ダイオキシン健康被害
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【ダイオキシン健康被害】ダイオキシン類(-るい)とは,ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン (PCDD) 及びポリ塩化ジベンゾフラン (PCDF) の総称です.また,コプラナーポリ塩化ビフェニル (Co-PCB) のようなダイオキシン類と同様の毒性を示す物質をダイオキシン類似化合物と呼びます.ダイオキシン類は塩素を含む物質の不完全燃焼や,薬品類の合成の際,意図しない副合成物として生成します.【ダイオキシン健康被害】
【ダイオキシン健康被害】2,3,7,8-TCDDはダイオキシン類の中では最も毒性が高く,IARCにより「人に対する発がん性がある」と評価されています.マウスでの動物実験では催奇性が確認されています.一般向けの書物やマスメディアによって,ダイオキシンが「史上最強の猛毒」と扱われることがありますが,これは誇張が過ぎると言えます.たとえば,生物毒のように直接の即死効果を持つ毒素との比較において,ダイオキシン感受性の高いモルモットのデータから見積もっても,ボツリヌス毒素はダイオキシンに比べ,少なくとも数千倍の毒性を有します.【ダイオキシン健康被害】
【ダイオキシン健康被害】また以下に示すようなヒトに対する暴露事例において,死亡例についてはほとんど確認できないのです.また,環境中からヒトが摂取可能なダイオキシン量はさらに少量であり,即死効果という点において,サリンや青酸カリなどと急性毒性を比較するのは不適切です.ダイオキシン類のヒトへの暴露の事例としては, 1. 米国で発生した工場廃液の環境の汚染に伴う事例.2. 工場や研究室における汚染事故.3. イタリアのセベソにおける汚染事故(セベソ事故).4. ベトナム戦争における枯葉剤作戦による退役軍人らに見られる影響.5. 台湾でのPCB及びPCDF中毒汚染.6. 日本のカネミ油症事件などが挙げられます.【ダイオキシン健康被害】
【ダイオキシン健康被害】ダイオキシン類の毒性は一般毒性,発癌性,生殖毒性,免疫毒性など多岐にわたりそれぞれの毒性発現量は異なると考えられています.動物実験や疫学調査によりダイオキシン類のヒトでの体内半減期は約7.5年と考えられています.特に問題となるのは妊婦の胎児への影響です.さらに,母乳には脂肪が多く含まれており,ダイオキシン類は脂肪分に多く含まれることが知られており,ダイオキシン類を摂取した授乳期の母親は食事について十分注意する必要があります.【ダイオキシン健康被害】